平成17年2月県議会 健康福祉委員会 自民党 筒井 タカヤ議員
(筒井議員)
聴覚障害者シンボルマーク、いわゆる耳のマークの普及と表示について、質問をさせていただきます。
聴覚障害のある方は、他の健常者などと言語によるコミュニケーションを図ることが困難な場合が多い訳であります。
このため、聴覚障害のある方が市町村や公立病院などの窓口に来られた際には、手話や筆談なども活用して円滑なコミュニケーションを図ることが必要となるものであります。
しかしながら、聴覚障害のある方は外見上それとはなかなか分らないこともありますので、聴覚障害のある方は、聴覚障害のあることを示す耳のマークを窓口で表示して、しかるべき対応を求めることとなっております。
一方、行政などの窓口においても、同様の耳のマークを表示することにより、聴覚障害のある方に対して配慮していることを示し、双方お互いが円滑にコミュニケーションを図ることが求められております。
そこで、お尋ねをいたします。病院を含めた市町村における窓口での耳マークの表示状況はどうなっているのかお伺いをいたします。これは、事前に調査を求めておりましたもので、データがでていると思いますのでお答えください。
(障害福祉課長答弁)
調査結果によりますと、87市町村のうち、庁舎の受付で表示しておりますのが39、44.8%、それから公立病院いわゆる市町村立病院30病院のうち、表示しているものが10病院、33.3%という状況になっております。
(筒井議員)
県内の市町村の半分弱がその庁舎の窓口で耳のマークを表示しているということであります。まだまたそのマークを表示している市町村が少ないということを感じる訳であります。
また、耳のマークが既に表示してあっても、その位置が低かったり前に並んで受付におられる人の陰になったりして見にくいということもあります。
県内の市町村の庁舎や病院の窓口において、あまねく耳マークが表示され、その大きさや表示される位置は当然見やすいものであるべきと私は思います。
このようなことを踏まえて、市町村の庁舎や病院の窓口における耳マークの表示について、県としては今後どのように取り組んでいかれるのかお伺いをいたします。
(障害福祉課長答弁)
耳マークの啓発につきましては、ホームページだとか福祉ガイドブックの裏面だとかという形で従来から行っておりますが、昨年6月、いわゆる障害者基本法の一部が改正され、公共的施設のバリアフリー化を推進することが明確にされました。
また、先の12月議会で県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」の改正がありましたので、市町村に公共的施設のハード面とソフト面両面にわたっての一層のバリアフリー化の推進を3月1日付けでお願いをしております。
その中で、耳のマークの窓口への表示だとか聴覚障害者の方々への適切な対応についてもお願いをしております。
今後も、今ご呈示のありました表示の大きさだとか位置などにつきまして、いわゆる障害者の方々に配慮した表示に努めていただきますよう、機会を捉えて市町村にお願いをしてまいりたいと考えております。
(筒井議員)
是非、取り組みについての効果があるように、私も期待しておりますし、ご努力をお願いします。
続いて、聴覚障害者の円滑なコミュニケーションを促進するためには、行政側が取り組んでいくべきことはもちろん多いのでありますが、聴覚障害者も身体障害者手帳に耳マークを貼って窓口で提示するとか、聴覚障害者側もそれなりの対応をしないと円滑なコミュニケーションを図る上で実効が上がらないのではないかと私は考えます。
このため、行政等の窓口側の人間に分り易くするためにも聴覚障害のある方の方からあらかじめ手帳などにマークを貼っておいてもらうことを徹底するよう、障害者団体に対して県からも働きかけてはどうかと思いますがいかがでしょうか。
(障害福祉課長答弁)
手帳へのマークの貼付でありますが、関係団体が会員の方に働きかけをされまして、既に手帳に貼付している方もみえますし、マークを貼ることが聴覚障害者であるということを示すということで、プライバシーに関するというような考え方で貼っていない方もみえるのが現状かと思います。
最終的にはそれぞれの方々のご判断になろうかと思いますが、議員ご指摘のように耳のマークそのものはいわゆる円滑なコミュニケーションの確保に有効なことでありますので、関係団体に対し、会員の皆様に耳のマークの周知について徹底していただきますようお話をしてまいりたいと考えております。
(筒井議員)
県の上の方にもお願いをしたところ、県立の病院が明らかに改善をされ、大きく見やすいところに掲示をされたということを私も確認しております。大変早い対応に感謝をいたします。
【耳のシンボルマーク】
*社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会HPより