令和7年6月議会 教育・スポーツ委員会 筒井タカヤ委員

 

 

 

 

県立高校進学フェアについて

 

 

 

 

(議員質問)

 

 

 

今回の教育・スポーツ委員会の質問事項を通告し、当局側との打合せにおいて、受験生・父母に向けて県立高校を案内するフェアを開催される企画があることを知りました。

 

 

 

高校への進学に関しては、これまで、中学校側が、生徒及び父母に対して、これまでの学業成績を基準として、合格する可能性が高いであろうとする公立高校は、こことここ、とする進路指導が長年に渡って行われてきたのではないでしょうか。

 

 

 

生徒の進学希望はぼんやりとしていて、現実に受験が近づくと、公立高校と私立高校の入学金・授業料等の負担の違いを比較して、親と相談をして公立高校を受験する例も多いと思います。

 

 

 

公立高校は、一部の進学校等を除けば、どこも同じで、特別なものがあって強く希望するものはない状況では、公立高校に入学しても母校愛は生まれず、大学への進学準備を考えるだけの生徒も多いと考えられます。

 

 

 

私立高校は必死になって改革を進め、特徴ある学校へと、常に努力を行っています。

 

 

 

公立高校はこうしたことを承知しながらも、特別に何も考えなくとも受験生は向こうからやって来るとの考えが支配していたことは事実です。

 

 

 

(校長も教頭も教職員も経営の概念すら誰一人として考えてこなくても心配なかった。(給与も心配ない。))

 

 

 

私学が経営努力をして、学業・スポーツにと特徴を示し、ボンヤリした公立高校よりも評価が高くなり、公立高校の受験希望者が定員を割る事態が現実となり、自らの高校自体の特徴をアピールできなくなっていることを自覚するようになり、驚いて、何とかせねば、と考えるに至っています。

 

 

 

3年ほど前に、遅れに遅れて、公立高校も夏休み期間に学校の概要説明を開始しているとの事です。

 

 

 

そこで伺います。

 

 

 

このフェアの企画・構想はいつから始まり、どのような目的で開催されたのか、また、この参加者数、各校の対応を具体的にお話ください。

 

 

 

  51年目となる県議会議員筒井タカヤですが、全く知らされず、案内もなく、参加していません。

 

 

 

残念でなりません

 

 

 

  今年の夏は参加したいです。

 

 

 

 

 

 

(答弁要旨)

 

 

 

2021年度に「県立高等学校再編将来構想」をとりまとめる際に、学校によって異なる魅力・特色が中学生に十分に伝わっていない、という課題が挙げられました。

 

 

 

そのため、県立高校それぞれで行っている学習の特徴や特色ある行事、部活動、進学・就職の実績などを広くPRするために、構想策定の翌年度の2022年度から、県立高校を地区に分けて実施する「県立高校進学フェア」を毎年開催しております。

 

 

 

昨年度は、8地区10会場で、中学生とその保護者など延べ2万1千人に参加していただきました。

 

 

 

高校生も、自分の学校のブースで、中学生に向けて、自分の通っている高校の良さを一生懸命に説明しています。

 

 

 

また、来場者からは、「一度にたくさんの学校の様子を知ることができた」「先生や先輩から直接話が聞けて親近感がわいた」といった感想が寄せられており、好評をいただいております。