高齢者が「運転免許」を更新するに際し受けなければならい「認知機能検査」についてお尋ねします。

 

 

 

 

 

先日、私共事務所に来られた住民より陳情をいただきました。

 

 

名古屋市が実施している「もの忘れ検診」を受診し、免許更新の際に受診結果を認知機能検査の代わりとして提出したところ、

 

道路交通法に「定められた期間内」に受診をしていないとして「更新」が出来ず、別途に新たに「認知機能検査」を受けて

 

「更新」をしたとの「お声」でした。

 

 

 

それで、私が調べたところ、名古屋市チラシには、「一定期間に受診することで、認知機能検査が免除されます」と記載がありました。

 

「免除」という言葉があると、ほとんどの人は「無条件」に「免除」されると認識してしまう人が多いと思います。

 

 

 

ここで問題となっている点は、名古屋市の公式文書に「もの忘れ検診」を病院の医師によって証明されますが、その書類には、

 

「運転免許更新」の定められた期間の記述が無く、県警察運転免許更新の手続き期間内よりも、早く「もの忘れ検診」を

 

受診して「証明書」を持参しても「ダメ」としてますよ との優しい記載項目がないことにあります。

 

 

 

また、県警運転免許の高齢者の更新に、名古屋市の「もの忘れ検診」証を病院(医師)の「証」があっても受験・

 

受講期間内でなければならないとする記載がありません。

 

 

 

 

 

(質問) 筒井タカヤ県議

 

 

R こうしたトラブル再発を解決する方法は、お互いが丁寧な説明を「表記」することが最良の方法であると思います。

 

(県当局の改善に向けた対処を求め、質問とします)

 

 

 

(答弁を求めます。)

 

 

 

 

 

(運転免許課長答弁要旨)

 

 

「認知機能検査」と「もの忘れ検診」の案内表記に関するご質問にお答えいたします。

 

県警察では、「もの忘れ検診」の内容を踏まえ、令和4年5月から認知機能検査の結果と同等の評価ができるものとして

 

「もの忘れ検診」の受診結果を、認知機能検査を免除するための「その他の書類」としております。

 

 

 

今後は、免許更新の際に「もの忘れ検診」を活用される方々に対しましてよりわかりやすい広報ができるよう、名古屋市と、

 

より一層連携を図ってまいりますほか、県警察から対象者に発送する認知機能検査等の案内文につきましても、分かりやすい

 

ものとなるよう努めてまいります。

 

 

 

 

 

(質問) 筒井タカヤ県議

 

 

S「2点目」として、名古屋市の「もの忘れ検診」は65歳以上の認知症を早期に発見して治療につなげることや、

 

予防のきっかけとなっています。

 

 

私は、「もの忘れ検診」を65歳以上の人々に拡く受診をさせる意味でも、名古屋市に限ることなく、次は、中核都市

 

(豊田・豊橋・岡崎・一宮市等)に順次に拡大をしていただき、その次には、県内の「市町村」にと願うものです。

 

 

 

 

(県当局の所見を求めます)

 

 

 

 

 

(運転免許課長答弁要旨)

 

 

「もの忘れ検診」の拡大に関するご質問にお答えします。

 

名古屋市が実施している「もの忘れ検診」を行っていない他の市町村においても拡大するということにつきましては、

 

答弁する立場にございませんが、市町村が「もの忘れ検診」を実施する場合は、その健診内容を踏まえ、認知機能検査の結果と

 

同等の評価ができるものである場合には、認知機能検査を免除するための「その他の書類」として取り扱ってまいりたいと

 

考えております。

 

 

 

 

 

(質問) 筒井タカヤ県議

 

 

㉑「3点目」に、高齢者になった立場で考えますと、必ず、運転免許の更新時に、現場でもって認知機能検査を受けるのと、

 

事前に市の「もの忘れ検診」を受けるのが良いのかと考えるのが常だと思います。

 

そこで質問です。どこがどう違いがあるのかに付いて詳細にご説明ください。

 

 

 

(答弁を求めます。)

 

 

 

 

 

(運転免許課長答弁要旨)

 

 

「認知機能検査」と「もの忘れ検診」の違いに関するご質問にお答えいたします。

 

費用面では、「認知機能検査」の受検に係る手数料が1,050円であるところ、「もの忘れ検診」の自己負担額は無料であると

 

承知をしております。

 

 

また、実施場所・受診場所では、「認知機能検査」は、運転免許試験場、東三河運転免許センター、県内25の警察署をはじめ

 

37の施設で受検できるところ、「もの忘れ検診」は、名古屋市内にございます579の協力医療機関で65歳以上の方が年に

 

1回無料で受診できるものと承知をしております。

 

 

従いまして、免許更新をされる方の利便性等により、「認知機能検査」か「もの忘れ検診」を選択していただければよいものと

 

考えております

 

 

 

 

 

(質問) 筒井タカヤ県議

 

 

㉒ 名古屋市が実施する「もの忘れ検診」は、公費の全額負担で受診者自身の負担はゼロです。

 

(県施設での認知機能検査の料金は、¥1,050です。)

 

 

こうした「例」を県当局があえて広く広報しないことは、高齢者の一部の声に、「県は収入源になるからあえて周知しないのでは

 

ないか」とも言っています。

 

 

 

(答弁を求めます。)

 

 

 

 

 

(運転免許課長答弁要旨)

 

 

「もの忘れ検診」の広報に関するご質問にお答えいたします。

県警察から発送する認知機能検査等の案内文には、認知機能検査の受検が免除される事項について記載をしておりますが、

 

その例示として名古屋市の「もの忘れ検診」を記載するなど、より分かりやすい内容となるように努めてまいります。