質問を始めるに際し、このたび愛知県豊橋市のウズラ農場で発生した弱毒性の高病原性鳥インフルエンザ(H7N6型)で被害を受けられた農場関係者及び周辺住民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
又、感染の拡大を食い止める為に昼夜を問わず懸命に防疫体制にご尽力くださっておられます全ての大勢の皆様に心から感謝申し上げます。
又、迅速な防疫初動体制を立ち上げ指導された神田知事におかれては、即、現地に出向いて県職員・豊橋市関係者を激励されると共に、風評被害防止へのアピール等をいただいた姿に敬意申し上げます。
(大変ご苦労様でした。)(皆の努力でもって1日も早い終結を願っています。)
それでは、通告に従って順次質問を始めます。尚、県営牧野ヶ池緑地については、次回の議会で発言することと致します。
(まず、総論から始めます。)
先日、不適正な会計処理をおこなったとされる責任ある者・責任があった者に、781人もの大量の県職員の処分をおこないました。
名古屋市・岐阜県において同様な事件が発生した折に、愛知県においても同様なことがおきていないかが問題となったことを記憶しています。
当時、神田知事はとりまきの幹部職員に対して調査を指示されました。その後、愛知県においては不適正及び不正な会計処理はなかったと県内外に表明されたのであります。これまでの地方財政運営のあり方を知る者は、何も具体的な調査の指示もせず、言いきって大丈夫だろうかと心配をしたのは事実です。
今回のこの不適正な会計処分者を出すに至った責任は、神田知事あなた自身であり、知事周辺の特定の幹部職員にあります。
神田知事自身のマスコミを通じた会見を見ていて、実に、議会に対応する姿勢には議会軽視とも思われる不遜なものを感じました。
神田知事の胸の内には、これは歴代の知事のツケが出ただけだとも思われるものが見えます。
しかし、今回の全庁調査8年分は、全て神田知事が任期中の不祥事であることを忘れてほしくはないのです。
そうです、あなた自身の一身の責任なんだという強い反省の認識に立っていただきたい。 (知事の所見を求めます。)
(質問の2)
今回の781人もの大量の処分を受けた県職員の声が一部の新聞記事として取り上げられていました。 いずれも、県幹部職員の1人として、今回の件を反省して真摯に受けとめるとの模範的な美しいものばかりでした。
しかし、私が直接に聞く声はこんなものではありません。
先に述べた名古屋市・愛知県及び他県での不祥事に今回のような総点検をしていれば私たちも処分を受けるような事態のことはおきていなかった。県本庁の財政当局はいかにも自分は不祥事には一切関知しておらずのしらじらしい姿勢に、県職員でもない私も怒りを感じます。本庁から年度末近くの2月頃になると毎年、決まって地方機関にこれこれの予算をうまく使うように指示して来たではないか、自分達は上からの指示に従った為に処分を受けたんだと思っている不満があります。
これまで全庁調査を指揮してきた西村副知事からは、これらの処分を受ける職員の声をどのように思われるか、率直な所見を求めます。
(質問の3)
今回の県職員に対する処分に際し、神田知事名で出された処分理由説明書及び申立書のひな形を入手して見させていただきました。
処分に対し不満を表す職員も多く、職場の上司からは、あまり深く考えるな形だけだ、昇進も配置転換も心配ない、皆が気良く提出している。頼むからここに署名・なつ印して書類を提出してくれと頼み廻っています。反乱者が出れば、即、自分の身に責任がかかってくるので大変だと必死です。
上司が部下にこのような態度で懸命にご機嫌取りする光景に、一体、この処分から何が生まれるんだろうと悲しくさえ感じます。
(この件で、知事の所見を求めます。)
今回の不適正・不正の問題を調査・再発防止のために外部調査委員会を建ちあげました。
弁護士・公認会計士数名を加えた組織です。知事を始めとする県幹部職員の人選による一部の方々が選ばれ、県職員の支援体制による調査をおこない、指導、助言をなさいました。
その調査報告、処分、再発防止策をまとめられそれが公表され今議会にも提言されています。
一部、知事周辺の幹部職員からは今回の処分・改善案・返還金等の迅速な対応はもう実に革命的なものだと自画自賛のような言葉に接し、私自身は...全て賛同が出来るものではない、否、一部には県行政において中央集権的な考えを助長するものがある反対だと思うものがあることをここに表明致します。
もっと、もっと県庁全体で、即ち一部の本庁のエリートだけでもって議論せず、広く地方機関の声、若い職員の声をも聴取する中でジックリと改革案を作るべきだと指摘します。
今回は、きわめて短期間に本庁の知事のお気に入りエリート集団で基になる案を考え、いつも通りの外部委員をリードして作られたと思われるふしが感じられます。 長く議会に籍を置いた議員であれば、外部委員を加えることによってこれまでにない画期的な施策であるがごとく思わせる従来型のいつもの手法をまた用いたな、と思っていますよ。
(あまり感心したものではありません。)
(質問の4)
平成13〜20年度の需用費の国庫返還金の加算金1億4229万5000円についてです。
大阪府のはし本知事等は、国がおこなう事業について国は地方自治体に一定の負担を求めるが地方自治体の財政が困窮の折、負担には応じられないという強い姿勢を示された。これによって国も、今回の国会において国の行う事業において地方自治体に負担を負わせないという一定の成果を出しました。
我が愛知県の腰の引けた態度とは大きな差がある。今回...国と地方における財政運用の考え方も一部不備があってのことも原因がある。
この愛知県財政の破綻の実情を考える時10%以上の違約金を支払うことを安易に取り組もうとする姿勢には、愛知県が置かれた厳しい実状を考えるならば、もっと県幹部は少しでも加算金の減額を求めるといった行動を起こそうとすることすらできないのかと、実に実に嘆かわしいことです。
知事...この件での粘り強い交渉をおこなっていただきたい。所見を求めます。
皆様御承知の通り、愛知県が一時的に豊かであった時に国は強引に法律を改正して愛知県から400億円ものお金を無理やり取り上げています。今回の国が求める違約金1億4229万5000円の支払いについてはなんとか必死で減額を求める、又は、支払いを拒否するなどといった強い姿勢を示し、交渉していただき少しでも県民の税金を有効に県行政に反映していただきたいことを強く求めます。
(知事の所見を求めます。)
(質問の5)
不適正な経理処理に対し、全庁的に返還金を求める県当局の姿勢に疑問に思う県職員が大勢います。
昨年に、県職員に採用された者は研修期間を除けば、1年未満の勤務職員です。何で...このような立場の自分達までも1万円の返還金を支払わねばいけないのだ、県職員は何はともあれ総懺悔せよという方針を示した知事及びとりまき幹部に対し、多くの県職員の怒りが満ち満ちています。
小中学校教員と警察職員を除く2万4000人が一律、返還金支払いは納得がいかないという声は今の知事には全く聞こえていないのですか?
自分達は知事の号令の下で、土曜日曜の休日も返上して超過勤務をしたが、その行為は自分の墓を掘っていたのであったことに気付いたんです。
財政危機で給与は減るは、処分は受けるは、返還金は支払わされるは、かつてない程、県職員の意気は予想以上に下がっている。
知事が信頼を回復する為の率直なお考えを聞かせていただきたい。 (知事の所見を求めます。)
(質問の6)
知事が所信表明された不適正な会計処理防止策は、短期的に検討され余りにも拙速過ぎます。
再度申し上げます。もっと県民を代表する議会の声にも謙虚に耳を傾けていただきたい。そして、ジックリ検討し予算の執行の見直しをも含めた姿勢を知事はお考えいただきたい。
(知事の所見を求めます。)
限られた時間内での私の一般質問です。
まだまだお話尽くせないことが一杯あります。もう一度、じっくり議案質問におきまして出納事務局に調達課を設置し、3か所の調達拠点で地方機関の物品調達を行うこと。
更に、納品検査は調達拠点で行う他6つの地方機関を納品検査拠点とし、出納事務局職員が出向いて行う方針に付いては行政の硬直化等の弊害及び危険性を秘めていることについて改めて当局に問うことを通告しておきます。
質問を終えるにあたり、私はこれまでの神田知事の実直なお人柄と献身的に愛知県政に取り組んでこられたお姿を他の誰よりも心から敬愛し、支持して参りましたことをお伝えします。
これからも、「是は是、非は非」をはっきり申しあげますが、愛知県政が困難な時私はいつも神田県政を変わらず支え続けていくことを申し添え、質問を終えます。 以上。
再質問 @
女性の看護師から一通の電話がありました。なぜ私たちのように病にある人の看護をする仕事の者が県に返還金を支払わなくてはならないのか、どうしても納得できないのでその理由を教えて欲しい。どうして支払わなくてならないのかを県の責任者に聞いて回答していただきたい。という内容でした。
またさらに昨日(日曜日)私の自宅に1人の青年が訪問しました。まだ若い県職員でした。名前と所属先は聞かないでください。それでも僕の話を聞いてくださいますか?との問いにも承諾して一時間近く会話しました。
○このたびの不正経理問題でまったく関係のない自分や昨年に県職員に採用された者まで1万円を支払わなければいけないんだ。上司の話では、これは戦争に負けた日本と同じで、愛知県職員が総懺悔せなければいかんと言う事を勝手に上が決めたんだ。マスコミ受けを狙ったんだよな。自主的に支払うように言っているが、支払わなかったものはマークされるぞ。いちいち文句があるなら今評判の決算委員会でギャーギャー言っているお前の地元の筒井タカヤのところにでも行って話をしてこいと言ったんで、一言言いに来たという内容でした。
まさか、上司は本気で言ったとは思えないが、今時の青年はハッキリものを言うと感心しました。
☆そこでお尋ねします!青年の意をくんだ内容です。
再質問 A
1.悪法を放置した知事の責任
平成13〜20年度の需用費に限っても約14億9000万円
もの不適切な経理処理がなされ、それに伴う処分者が781人であ
るという数字を見ると「職員一人ひとりのコンプライアンスの意
識」の問題ではなく、「財務規則やその他の規則」が実情にあって
いないこと、財政の仕組みが悪いということを示しています。知事
や副知事がそれを見てみぬ振りをして放置してきた結果が今回の
不適切経理であったと思います。
知事は、2月16日の記者会見で、「職員の意識の低さにつきる。
情けないような話だ」と未だに不適正処理の原因を地方機関職員の
「コンプライアンスの意識」の低さであると捉えられています。私
は、むしろ知事の認識の低さに呆れます。知事は、不適正処理の原
因を職員の「コンプライアンスの意識の低さ」に摩り替えて責任を
回避されようとしているように思います。
知事は、このような地方機関職員に責任を擦り付けるような姿勢
で難問題が山積する愛知県行政を円滑に推進していけるのですか。
(知事の所見を求めます。)
2.職員からの返金は義務か
返還金の負担の考え方は、県の発表によれば「不適切な経理処理
が、長年にわたり、全庁的に行なわれてきたことを踏まえ、広く職
員に自主的な返還を求める」ということのようです。すなわち、職
員に返還義務を課したものではないということです。しかし、前に
も述べましたように部長級が12万円、課長級が8万円、平職員が
1万円などと知事が金額を決められています。今後、知事が、各部
局・各課で徴収をさせれば、各職員にとっては、「自主的な返還」
ではなく「義務的な返還」になってしまいます。
自主的な返還であれば、誰が何時、いくら返還したかということ
は記録には残さないということですね。また、返還をすることに疑
問を感じる職員がいて、返還をしない場合でも一切の不利益がない
ということですね。
知事に改めて確認しておきたいと思います。もし、返還金を支払わない県職員がでてきて、2億5千万円の返還金予定額に満たないときは、どうするのですか。
(知事の所見を求めます。)
この議場での討論は、この県議会本会議での質疑インターネット等で放映され、録画もしております。県職員もこの内容を注目しています。知事の真の心を感じ、理解ができるならば県職員も心を一つにして団結し意気も上がることだと信じます。
知事の覇気あるあなたの胸の内を熱く語って下さい。(以上です。)