平成302月 建設委員会 議案質問

 

(質問)

 

大村知事は、平成30年2月議会での提案説明の中で、ジブリパーク構想の推進について話されています。

 

県民の夢を大きく広げると共に、世界に通用する日本オリジナルのコンテンツの代表であるジブリ作品を通じて、クールジャパンを世界に向けて大いに発信してまいりますとしておられます。

 

この夢のあるプロジェクトの実現に向け、スタジオジブリでは構想の基本デザインの作成を精力的に進めているところであり、連携して、この春には、皆さんにお示しできるのではないかと考えているとまで述べられております。

 

また、平成30年度当初予算においても、公園内の自然環境調査や駐車場増設の検討調査をするなど、着実に取り組むと言っておられます。

 

この構想については、じっくりと検討を進めていただき、より良いものとなるようにしていただきたいと思います。

 

 この構想を検討しているモリコロパークでは、「土曜・日曜」ともなりますと、さまざまなイベント等が開催され、大変賑わっております。既設の北・西・南の3箇所の駐車場すべてが満車となることもしばしばあります。

 

現在でもそのような状況にありますので、ジブリパーク開業後はますます自動車での来園者が増加して、駐車場が不足することが予想されます。

 

ジブリパークの来場者の駐車場は、現在の駐車場以外に新規に作るなど、何らかの対応を検討しなければ、公園を利用する方々が混乱することは避けられないと思います。

 

特に、現状、アピタ、イオン、イケアなどのセールが開催されると、名東区まで渋滞が続く有様です。

 

ここで自然環境を大きく変えずに駐車場を作ることは大変な作業でしょうが、より良い答えが出るように尽力していただきたい。

 

この質問の背景としては、ジブリパーク開業後も、モリコロパークに従来からある公園施設を利用する方々への配慮もしっかり持っていただきたいという思いがあるからであります。

 

ついては、「ジブリパーク(仮称)」開業後の駐車場対策について、県当局としての見解をお尋ねします。

 

 

(答弁要旨)

愛・地球博記念公園の駐車場は、現状においてもゴールデンウィークなど繁忙期には満車になることがあります。こうした中、ジブリパーク(仮称)が開業すれば、一層の駐車場不足が懸念されます。

 

現段階ではジブリパーク(仮称)の施設計画が定まっていないため、必要な台数の検討は困難でありますが、まずは来年度当初予算において、駐車場増設の可能性について検討する予定としております。

 

いずれにしても、ジブリパーク(仮称)開業後も一般の公園利用者を含め快適に来園いただけるよう、公共交通機関の利用促進も含めて交通対策を検討してまいります。

 

 

(要望要旨)

 

 提案ですが、自然環境を壊さず駐車場を増設するというのは、現地の状況から厳しいと思います。

 

よく導線などを考えた上で、増設計画をしていただければと思います。自然環境との兼ね合いもありましょうが、積極的な検討をしていただくよう、要望します。